捜索(2週間~3ヶ月)
住み手を失い永い時間をかけて朽ち果てるだけとなっている伝統家屋を現地技術者と供に探します。築100年を越える伝統的な古民家は、現在では大変高価な木材がふんだんに使用されるとともに、経年による自然乾燥や燻しによって一般に流通する木材より高強度とも言われます。
計画(1~2ヶ月)
既存の伝統家屋の間口や柱・梁の大きさを採寸し形状に合せて実施プランを計画します。(雪国における伝統家屋は一般的な住宅に比べ間口が大きいため建物の部分使用等を提案し、ご希望のプランや規模に合致するような計画を立案します)
設計(1~3ヶ月)
確認検査機関に提出する建築確認用の設計図書を作成し確認済証を取得します。
解体(12月~2月頃)
降り積もった雪を踏み固めて足場にして柱・梁を一本一本丁寧に解体、番付けを行います。その後の水洗いで埃や汚れをある程度落とします。
(建物形状や敷地によっては足場を組んでの作業が可能ですので時期については要相談)
着工~竣工(3ヶ月~)
プランにもよりますが既存の木材に合せての作業となるため一般材料を使用した住宅よりも工期は長くなります。
引渡
確認検査機関による完了検査を受け、現行基準に則った伝統住宅をお渡しします。
選定(1週間~1ヶ月)
すでに解体された古民家から回収されて洗浄・保管されていた古材からプランに合った形状のものを選定します。
計画(1週間~2ヶ月)
部分的なリフォームや耐震改修による柱・梁の増設など古材の活用方法は様々。